先日、あらためて、ココミラランドの活動の一部である「子供達の心と未来を守る会」の思いを伝えるべく、一部の国会議員の方々に意見書を発送しました。

1年前と何ら変わることのない、私たちの思いや考えをまとめたものです。

浮気不倫は「たかが」と軽視されがちですが、パートナーの浮気不倫から離婚し、 シンママとして日々奮闘している私たちの立場から、浮気不倫とは、実際は子供も 巻き込んだ問題で、連鎖してしまうこと、関係者全ての命にかかわることなど、経験した者にしか分からない現状を訴えるものです。

ぜひご覧いただければと思います。

私たちの活動にご賛同いただける方は、ぜひ、こちらの署名もお願いいたします。

Change.org

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2018年6月吉日

子供達の心と未来を守る会

               父母の離婚後における「面会交流」および「共同親権」について

拝啓 梅雨の候、時下ますますご清祥のことと、お慶び申し上げます。
さて、私達「子供達の心と未来を守る会」は、配偶者の浮気不倫等を原因として離婚した人達が同じ苦しみを抱える人達と親の浮気不倫により傷ついた子供達の心の支援を行うために組織し た会です。
昨今、父母の離婚後における頻繁かつ継続的な親子の面会交流実施を明文化する「共同養育 支援法」の成立や「共同親権」の導入に向けて、様々な議論がなされておりますが、私達は、 当該法案の成立ならびに共同親権の導入については、反対の意を示しております。
つきましては、お忙しい折、大変恐縮ではございますが、下記のとおり、私達の会の趣旨をご高覧のうえ、今後の法案検討に際しては、何卒、ご理解・ご賛同の程、お願い申し上げます。

敬 具

<反対理由>
浮気不倫問題は、一般的に「夫婦の問題」、「魔がさしただけ」等と軽く捉えられます。しかし、浮気不倫問題の現場では、多くの人が、最も信頼する大切な相手に突然裏切られ、死さえ も考える程、絶望感に苛まれます。その親の姿、また、それにも関わらず倫理に反して不倫を し、家庭や自分を顧みない親の姿を子供達は、何も言えずに見続けています。子供達は、心を痛め、時に両親の仲を取り持つ役に徹し、それが叶わぬことと知れば自身の存在価値を問い、 自分を責め、そして心を病み、引きこもり・不登校・傷害事件・自殺にまで至る場合もありま す。 配偶者の浮気不倫問題からの離婚には、そのような苦しみ、悩まねばならない家庭環境から子供と共に脱するために、離婚を選択する人が多くを占めております。
このような中で、現在検討されている「共同養育支援法」や「共同親権」が実施されると、離婚しても尚、両親 の狭間で苦悩し、逃げることのできない子供達を生む可能性があります。また、浮気不倫問題 では、多くの場合、有責配偶者は離婚後に再婚という形で新しい家族または夫婦を形成します。再婚ではない場合においても異性との関係性は継続している場合が多く、そうした中で面会を 行う事は、子供にとって別居親が同居親でない異性に愛情があるという現実、自分よりも優先 すべき家庭があるという現実を突きつけられ、子供達の心に影を作る事にもなります。
現在の司法においては、浮気不倫問題があった場合においても面会交流を実施することが望 ましいとの風潮になっております。このような状況で更に立法化されることは、浮気不倫問題 から脱し、子供達と共に健やかに生きようとする人達の生きる道さえも奪ってしまう事となり ます。
私達は、「共同養育支援法」や「共同親権」の実施には、特に配慮すべき事情として、離婚事由に「浮気不倫があった場合」を加えていただき、面会実施や共同親権には選択の自由を与 えて頂くことを希望し、配慮されない場合には反対と考えております。

以 上